シトロエンC3
(2004年12月26日記載)
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シトロエンと言えば、以前紹介した2CVと言う名車がある。2CVは、約40年もの間に385万台以上が生産された大衆車の傑作である。その2CVの考え方を現代に甦らせたのが、このプレミアム・コンセプトカーのC3である。その丸いフォルムは、道行く人を振り返らせるだけの独自性がある。良くも悪くも、レトロないしクラシカルな雰囲気をもった車(好き嫌いが大きく分かれるかもしれませんね~)。日本には、2002年から輸入されている。今回は、このC3を取り上げよう。
シトロエンC3(千代田区神田近辺にて)
早速この車の性能面に目を向けてみよう。C2やプジョーの新型車に採用されるべく(※注:シトロエンとプジョーはグループ企業である)作られた新型シャーシーの上に、1.4リッターまたは1.6リッターの直列4気筒OHCエンジンを積む(パワーはそれぞれ75psと110ps)。サイズは、全長3,850mmとコンパクト(全幅1,670mm×全高1,540mm)。当面は、5ドアのみの設定。1.4リッター車は決して力強くキビキビしているわけではないが、ボディはしっかりしているとの事。活発な走りを望むなら、110psの1.6リッター車(5速センソドライブ)がお薦めか。
外観と同様にインテリアも斬新で、シートの座り心地は良いと言う事で、長距離ドライブの疲労感の無さは日本車は敵にならないほどらしい。後部座席もまずまずの広さだが、丸いフォルムのため、リアシートのヘッドクリアランスは少な目(これは丸~い車の宿命で、ニュー・ビートル等も同様)。6エアバッグを装備し、その他ブレーキアシスト、オートワイパー、CDプレーヤー、照明付きのメイクアップミラーなど標準装備は完璧。室内は明るくて開放感があるが、電動ガラス・サンルーフ装着車なら更に開放感がアップ。
使い勝手も文句無く、室内の至る所に小物入れがある。後部座席も畳めばフラットになり、自転車も積めるほどのスペースができる。最初に述べたデザインも、丸いから単に可愛いと言うタイプでなく、どちらかと言うと顔付きには迫力がある。この辺りは、ニュー・マーチやニュー・ビートルとは違う感じがする。カラーも12色から選べると言う事で、それも楽しそうだ。
C3の後姿(秋葉原にて)
庶民の足となるべく生まれた2CVと同様、C3も現代の我々の足として充分な価値を持っている。こう言うスタイルの車が登場する度に、現代にわざわざこんな懐古趣味的な車は必要ないと言われてしまうが、僕はけっこう好きだ。ワーゲン・ポロやルノー・ルーテシアと言った並み居る強力なライバル・コンパクトカーの競合の中にあっても、充分に存在価値のある優れた魅力のあるコンパクトカーだと思う。
ちなみに、今年(※2004年)から、C3よりも更にコンパクトなC2と言うタイプも発売されている。全長は、僅か3,670mm。ただし3ドア車のみです。こちらも、次第に街中で少しずつ増えてきて、見られる事になるかもしれませんね。
追記:2005年4月、秋葉原近辺にてシトロエンC2を見ました。
マイ・コレクションより"シトロエンC3"
参考・引用文献
国産&輸入車購入ガイド (JAF出版情報)
間違いっぱなしの車選び (中経出版) 他
シトロエンC3&DS3のすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報/インポーテッドシリーズ vol.12)
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