トヨタ・ヤリス

(2023年10月12日記載)

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 今まで買った車は、ホンダ(2車種)、フォルクスワーゲン、スズキ(2車種)、三菱の計6台。トヨタ車は、今まで買ったことが無い。最近の車の性能は正直街乗り用ならどれを買ってもそう遜色はないので、今はデザインを重要視している。で、トヨタファン&トヨタ車オーナーさんには申し訳ないのだが、どうしてもトヨタ車の「マーケティングして皆さんが欲しいと思う最大公約数をデザインにしました」と言うようなデザインが駄目だった。過去には2000GTとかスポーツ800とかセリカとか「カッコ良いなぁ」と思うデザインも多数あったのだけど、どうも全体的に嗜好が合わなかった。車種全体のコンセプトがバラバラで、車好きでないと「これどこのメーカーなんですかぁ~?」と分からないものが多かった。ベンツしろBMWにしろポルシェにしろ、時代や車種が異なっても遠目でも一目でそのブランドだと分かる。翻って、昭和の日本車を見るとパッと見で、日産のセドリックなのかトヨタのクラウンか分からない。スズキのワゴンRなのかダイハツのムーブなのか分からない。トヨタのBbなのか日産のキューブなのか分からない・・・そんな似たり寄ったりの洗練からはかけ離れた没個性のデザインばかり。多くの日本車はそんなのが多かったので、どうしても好きになれなかった。

↓ どれがどのメーカーの車か分かる?





 なんだけど、最近のトヨタ車のデザインが凄く僕の好みに合っている。クラウンしかり、プリウスしかり、今回取り上げるヤリスしかり。今まではマツダ車がメーカー全体としても共通コンセプトがあって、デザインの上では国産車の中で一歩リードしていると思っていましたが、トヨタ車もメーカー全体としてのコンセプトが次第に統一されてきて、それぞれの車種も個体としてのまとまり感が出てきた。
 ヤリス(旧ヴィッツ)は眺めていて楽しい。美しくカッコ良い。基本、丸いライトやシンプルな造形美が好きなんだけど、このヤリスの複雑なボディラインなのに、個体としてのまとまりがある。凄く好きなフォルム。

 前方から見たヤリス

 前から見ても、横から見ても、後から見てもカッコ良い。3ドアも5ドアもかっこ良い。そう、隙がない。トヨタのデザインの面目躍如みたいなフォルム。



 後方のハッチバック部が整流効果のあるスポイラー形状をしている。性能も考えながらデザインもまとめている。極めて優れていると思う。度々述べている持論なのだが、後からみてもカッコ良い車は本当に優れたデザインだと思う。



 今は昔と違ってググれば直ぐに性能とか検索できるので、性能は(うだうだと書かないで)ざっくりと書きます。
 サイズは3,940mm×1,695m×m1,500mm。エンジンは直列3気筒DOHC。1リッター、1.5リッター、ハイブリッドの3タイプで、燃費も19.6~36.0km/Lとめっちゃ優秀!
 欠点があるとすれば、写真を見てお分かりの通り後席が狭い!常に家族4人が乗るようなシチュエーションではちと辛いかも。ですが一人ないし二人が乗るのが主流なのであれば、申し分の無いデザインと性能だと思う。個人的には、デザインだけでも十分に購入&所有価値のある優れたコンパクトカーです。

 ついでと言ってはなんですが、ヤリス・クロスも好きです♪






参考・引用文献
国産車&輸入車選びの本 2023年 (CARトップ特別編集) 他