ダイハツ・テリオスキッド

(2014年 7月13日記載)

入口 >トップメニュー >名車たち >現ページ

 スズキ・ジムニー、そして三菱・パジェロミニを取り上げたので、今回は軽SUVの一角のダイハツ・テリオスキッドを取り上げる。ジムニーもパジェロミニも良い軽SUVだと思うのだけど、わが家の購入対象車種にはならなかった。何故なら、子供がいる我が家では3枚ドアのジムニーやパジェロミニでは、日常生活において超不便だからである。一方、テリオスキッドは軽SUV唯一の5枚なので、我が家の購入検討車両の一台となった。当時はまだ4WDのエスクード・ノマドを乗っていたこともあり、「2台もSUVはいらないだろう」と言うことで、結果的にミフィール(※ekワゴン特別仕様車)を買ったのだけども、僕が熱い視線を浴びせていた車がこのテリオスキッドなのである。

 前方からみたテリオスキッド(市内にて)

 テリオスキッドは、1998年に発売された。先に登場していた小型SUVのテリオスを軽規格に合わせたSUV。軽自動車唯一のセンターデフ方式のフルタイム4WDシステムを採用し、なかなかの走破性を発揮すると言う本格派SUV。エンジンは660ccの直列3気筒DOHCターボで、当初は60psのターボ、64psのインタークーラー付きターボの2種類があったが、2006年にインタークーラー付きターボに統一された。
 サイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mmで、車重は960kg。凝ったメカニズムを持つので、軽にしては重めの車重。背の高い車高やロングホイールベースの採用で室内空間は広々しているが、その分、回転半径が大きかったり、カーブではやや安定感がかける傾向にあったりした。この辺りは、車の性格を本格派4WD側に振っていると言うことでしょう。一方、リアの荷室は、最近の軽ハイトワゴン系と比べたら狭いが、後席は5対5分割のダブルホールド式で、畳めば広くフラットな荷室が生まれる。床下には、小物入れもある。しかし、まあ何だかんだ言っても、5枚ドアなのが子供のいるファミリーには助かるのだ!

 後方から見たテリオスキッド(市内にて)

 2002年には、派生モデルのテリオス・ルキアを発売。その他、マイナーチェンジや度々の仕様変更が行われた。他の軽SUVに比べカジュアルさが特徴だったこのテリオスキッドも、2012年に生産終了となる。パジェロミニも2013年に販売終了し、再び本格派軽SUVはスズキ・ジムニー1車種に戻ってしまった。













参考・引用文献
最新国&輸入車購入ガイド    (JAF出版社)