サーブ 900S

(2013年 4月21日記載)

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 前回のボルボに引き続き、今回も北欧の車を取り上げます。ボルボと同じくスウェーデンの"サーブ"です。
 サーブ(SAAB=Svenska Aeroplan AB)は、元々スウェーデン軍向けの航空機を作る目的で1937年に設立された…僕も子どもの頃、ジェット戦闘機"サーブ37ビゲン"のプラモデル(完成品だったかな?)で遊んだ経験がある。第二次大戦後には(軍用機の需要が無くなり)、自動車製造に進出した。この自動車部門は、1989年にGMからの出資を受け2000年に子会社化となる(なので、SAABと資本関係を持たない別会社となる)。その後、スパイカー・カーズ(※オランダの自動車メーカー)の傘下となり、2011年12月についに破産。ただし、欧州には数多くのサーブ車が存在するため、サーブ・オートモービル・パーツABがパーツ供給を継続しているようです。そして、ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデンABが、2012年8月に車両ににサーブブランド名を使用する権利のライセンス契約を交わしたそうです。てなサーブですが、今後どうなるのでしょうね…。



 で、今回はサーブの900Sを取り上げるつもりだったのだけど、写真が無い!900Sは20世紀後半のバブル前後は街中でけっこう走ってた車で、昔勤めていた会社の近隣にカブリオレに乗っている人がいて毎日見てたのに…写真が無い!そんな中、今年2013年4月(今月!)にようやく、サーブ900Sをお隣りの市で撮影することができました(…教訓、名車は発見した時に撮影しとけ!)。

 サーブ900S(越谷市内にて)

 乗用車分野に参入して評価を受けたサーブは、基本的に一つのモデルを改良しながら造り続けてきたが、1960年代にはさすがに古臭くなった。より広い顧客層獲得のため大衆向けモデルを開発したかったが、そのテリトリーはすでに大メーカーが確固たるシェアを築いていたので上のクラスを目指すこととなった。新型車の開発は小さなサーブにとっては莫大な費用のかかることであり、エンジンやミッションなどをトライアンフと提携する事となった。延べ40万時間に渡る開発期間の後、新型車は99と名づけられ1967年11月に発表された。その後、99はエンジンのバージョンアップなどを経て進化向上していく。サーブは、国内でも海外の販売でも好調さを維持していく。サーブは個性的で高品質なミドルサルーンとして認知されたのである。
 サーブの特筆すべき点は、ターボチャージャーを乗用車に採用した事である。BMWやポルシェがレースシーンでターボを採用していたが、サーブはエンジンの軽量化や燃費向上のために採用したのである。サーブは航空機分野でターボを経験しており、技術的な問題もクリアーしていた。1796年に発表されたこの99ターボは、先進的なサーブのイメージを高めただけでなく、スポーツカーのためのメカニズムだと思われていたターボを人々に「乗用車に適している」と認知させ、欧州や日本でターボ搭載の高級セダンを続々誕生させるきっかけとなった。ターボ搭載のサーブは、ラリーでも優勝を遂げるなど活躍する。一世を風靡したターボはしばしサーブの代名詞となった。
 その後、1970年代の安全対策や排ガス浄化のために、再び新型車を開発することとなった。しかし、資金力の乏しいサーブは1から新型車を開発する余裕は無かったので、99をベースに改良することでアメリカの安全基準をクリアーし、アッパーミドル・クラスに相応しい動力性能を与える事にした。1978秋に、1979年モデルとして発表された新モデルが"900"である(…バージョンアップされたにも関わらず、車重はわずか20kgしか重くなっていない)。

 後方から見たサーブ900S

 新型の900は、出力100psから145psのレンジの中でいくつかのエンジンタイプを選ぶことができた(※エンジンは直列4気筒DOHCでFF駆動)。1979年には、マイクロコンピューターによって自動的に過給圧を決定するAPCシステムを導入した。ブレーキは前後ともディスク。1980年3月には上級向けにボディが拡張され、ラゲッジスペースが更に広くなった。900ターボSには多くのバージョンがあり、私が前述したカブリオレもその一つである。1993年には、第二世代の900も発表された。第二世代の900の全長は、4,637mm…アッパーミドルなので僕の感覚だとややでかいな…(全幅は1,700mm)。車重は、1,315kg。第2世代にエンジンは、130psの2.0リッターと150psの2.3リッター。。
 GMの援助により、1991年に新モデルの9000を発表したが、900の生産は1998年まで続けられた。ターボで一大センセーションを起こしたサーブ…栄枯盛衰…先に述べたようにサーブは倒産してライセンスの譲渡が行われたが、今後どうなるのでしょうね。


2014年10月14日追記:都内にて、サーブの本領発揮たるターボチャージャーを搭載した900ターボSを見ました!
 


2014年11月21日追記:今週月曜日にさいたま市に行った際、新しい世代のピカピカの現役サーブ900Sを見ました!
 













 マイミニカーコレクションより"サーブ900S"
参考・引用文献
カー・コレクション    (デルプラド・ジャパン)
最新国&輸入車購入ガイド     (JAF出版社)
PCIホームページ     他


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