ランチア・イプシロン
(2010年7月11日記載)入口 >トップメニュー >名車たち >現ページ
さて、今回から、また現代の気に入った面白いコンパクト外車たちを徒然に取り上げていきたいと思う。その一回目は、ランチアのイプシロン。
ランチアと言うと、ストラトス、HF、フルビアといったラリーシーンで活躍したスポーツマシンを思い浮かべる方も多いと思う。もしくは現代のランチアならば、フィアットの高級セダンなどを受け持つ部門として認識している方もいるかもしれない。そんなランチアだが、実はこのご時世、コンパクトカーも世に放っているのである。それが、このイプシロン!
ランチア・イプシロン(地元市内にて)
このイプシロンは、1994年に登場。フィアット・プントのプラットフォームを利用して作られた。全長は3,723mm(全幅1,690mm×全高1,435mm/車重900kg)と、日本のリッターカーコンパクトに比べても遜色ないコンパクトさ。FF駆動で、エンジンは水冷直列4気筒を積み、1.2リッター版(60ps)と1.4リッター版(80ps)があり、1996年にはDOHCの1.2リッター(86ps)も追加されている。ブレーキは、前後ともサーボのディスク。
イプシロンを後方から見たところ(地元市内にて)
デザインを担当したのは、かつてピニンファリーナに在籍していたエンリコ・フミアと言う人物。さすがイタリアデザイン!と言った個性がありモダン。しかも、112色ものボディーカラーから選択できたとのこと。インテリアも好みに合わせて色々と選択でき、自分好みの車に仕上げることができると言うのもさすがイタリア、遊び心満点!このイプシロン、日本ではほとんど知られていない車ですが、イタリアではヒットしたらしい。旧来の「安くて経済的であれば良い」と言う概念を覆し、日本のコンパクトカーを始め、多くのコンパクトカーに影響を与えた。
ただ、この車、4人乗りで3枚ドアバージョンしかないので、5人家族や子供のいる夫婦が使うにはちょっと不便かもしれない(しかもコンパクトカーなのに価格高いし…250万円ぐらいする)。けれども、この車はそもそも日本ではそう言うファミリー層が乗る経済車ではないと思う。価格を見ても分かるように、コンパクトだがかなり高級車寄りなのである。個人的には、お洒落な初老の夫婦に乗って欲しい(笑)。
モデルチェンジ後のイプシロン(練馬区内にて)
さて、このイプシロン、2002年に2代目にモデルチェンジ。全長3,780mm(全幅1,720mm×全高1,530mm)となり、少し大型化。コンパクトカーなのに(全幅がわずかに5ナンバー枠を超えて)、日本では3ナンバー扱い(涙)。ますます、この車を"お洒落"と言う理由以外で選択する理由がなくなってしまった観もある。相変わらず、価格も250万円を超えているし。ちなみに、車重も重くなり1トンを超えている。搭載するエンジンは、95psの1.4リッターの直4エンジンと、90psの1.3ディーゼルエンジン。
しかし、エクステリアの洗練度はさらに増す。個人的には、ランチアらしいフロント部分だけでなく、後方から見たラインも好きなデザインである。"コンパクトカー=チープ"と言う概念を打ち破ったこのイプシロン、"人の意見に左右されない孤高の人が乗る(街中で滅多に見ない)希少車"である。
後方から見たニューイプシロン(秋葉原近辺にて)
フィアットからはニュー・チンクが登場し、アルファロメオからもベビー・アルファたるMiToが登場している昨今、イタリアンコンパクトカーも面白いことになっている。コンパクトカー好きな僕としては、うれしい限りである。
参考・引用文献
最新国&輸入車購入ガイド (JAF出版社)
ガレージ伊太利屋HP
他
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