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<実車を見る編>
5.ピクニック (キャンピングカー広島製)
(2009年10月11日記載)
4回連続で、お気に入りの軽キャンパーを取り上げてきた。昔は種類の限られていた軽キャンパーだったが、今やその種類は数十種類にも及ぶ。しかしながら、僕の好み&選択の範囲に入っているのは、(これを書いている段階で)僅か5台である。
何故そうかと言うと、家族4人(夫婦2人+子供2人)が就寝できないと意味がないので、選択肢が非常に狭いのである。そして何故、軽自動車枠にこだわるかと言うと、ハイエースベースのバンコン・キャンパーや通常のキャブベース・キャンパーは、全長がだいたい4m後半から5m超でわが家の駐車場に収まらないからである。年に数度しか使わないキャンパーのために、駐車場代(年間約20万円程度)を支払うなんて論外である。そんな金があったら、それこそ旅行費用に回したい。
そんな訳で、4m未満のコンパクトサイズで家族4人が寝られるキャンパーと言うと、現状のラインナップでは必然的に軽キャンパーしかなく、しかもそれはポップアップルーフ付きの車である。ポップアップルーフ無しで、後部ベッドやフロントシートのベッドを活用してプラス子供2人を就寝可能にするモデルもあるにはあるが、就寝時の荷物の置き場がどこにもない(笑)。キャンプに行くには、キャンプ用品と家族4人分のそれなりの荷物がある。4人寝られてもその荷物を置くスペースが無いのなら、やはりこれも論外(…まあ、ポップアップ車で無くともルーフベッドを買って屋根に取り付けるって言う手はあるんだけどね)。
前置きが長くなったが、そう言う訳で、僕の選択肢の範囲内の軽キャンパーは、今のところ5台しかないのである。現在のところ、バンコンの"マイボックス・ポップアップ"と"トライキャンパー"が同率1位、キャブコンの"テントむし"と"K-ai"が同率3位。そして今回取り上げるキャンピングカー広島の"ピクニック"が、僕の中の第5位の軽キャンパーなのである。
ピクニック(幕張メッセにて)
このピクニックは、とてもシンプルな装備である。シンク、キッチン、ガスコンロ等は装備されていない。そう、このピクニックはキャンピングカー登録ではなく、軽貨物車登録なのである。「小さな車にあれもこれも詰め込んでもなぁ~」と言う考えの下に設備を省いた、信念のある簡略設備なのである。
「実際、車の中でシンクやコンロを使う機会なんて多くないでしょ?」と言う方には、このシンプルさは、価格の安さも手伝って利点である。反対に「キャンピングカーの最低限の装備は欲しいぞ」と言う方には、欠点にもなろう。多分、僕の中でもその辺の迷いと葛藤があって、マイ評価では5位の軽キャンパーなのである。
室内を下から見上げたところ
しかし、ポップアップされた室内は、やはり広い。もともと居住性拡大目的のためのポップアップであり、立ったまま着替える事もできる。ポップアップルーフの形状も自然で、閉じた時のスタイルもとても自然。
ダイニングは、フロアをフラットにして和室的に使う形式。先ほど装備類が簡略化されていると書いたが、キッチンやシンクが無いおかげで、フロアは広い。特に、ベッド展開した時にそれを実感できる。フロアベッドは全長1,800mm×全幅1,150mmで、この全幅は(僕の掲げた他の4台の)ライバル車達の中で最も広い。ちなみに、ルーフベッドの大きさも全長1,800mm×全幅1,000mmと大きく、家族4人使用には十分な大きさ。
後部キャビネット
後部の右サイドにはキャビネットがあって、扉を開くとテーブルとなる。また後部天井にはオーバーヘッドコンソールもあって、小物の収納にも役立つ。家具は全体的にシンプルだけど、そこがこのピクニックの良さでもある。
←ベースのスズキ・エブリイ
ベース車両は、スズキのエブリイ。しかし乗用タイプのJOINを選べば、4速ATやターボも選択できる。選択肢の幅があるのは良いことだ。ピクニックはシンプル故に、ターボ車の4WDを選択してもライバル他車より安い。これも、利点と魅力の一つだと思う。
以上、ピクニックの紹介でした。
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