JOLLYBOYのキャンピングカー・プロジェクト
入口 >トップメニュー >キャンピングカー >現ページ

<実車を見る編>

4.マイボックス・ポップアップ (ホワイトハウス製)

(2009年 9月13日記載)


 今回取り上げるのは、ホワイトハウス社のマイボックス・ポップアップ。僕の中で現在、トライキャンパーと激しく一位の座を争っている軽キャンパーが、このマイボックス・ポップアップなのである。
 実はこのマイボックス、以前から優れた軽キャンパーだとは思っていたが、ポップアップタイプ・タイプが登場するまではそんなに食指が動かなかった。なぜならわが家は子供が二人いる4人家族であり、4人が就寝できないと意味がないからである。ところがポップアップタイプが登場してから、マイボックスの"僕の中ランキング"が一気に上昇した。すぐにカタログを請求し、頻繁にホワイトハウス社のホームページを眺めた。
 軽バンコン界の雄"トライキャンパー"に対抗できる軽キャンパーが、「ようやく現れたか!」と言う思いだった。

マイボックス・ポップアップ マイボックス・ポップアップ(幕張メッセにて)

 マイボックス・ポップアップの優れた点は、一体何か?色んな要素を挙げる事が可能だが、まずはその仕上げの美しさが挙げられると思う。写真でも分かるが、実車を見ればその美しさがもっと実感できる…エクステリアもインテリアも共に美しい。
 例えば、僕の撮影した外観写真でも分かる通り、ポップアップされたFRP形成のルーフのラインがとても美しいのだ。ルーフを閉じた時も、ルーフラインが車と一体になって美しい。また、ぴんと張ったルーフテントの形状や素材のセンスもとても良い。インテリアもおいおい見ていくが、一つ一つの作りが工夫され、かつ丁寧で美しい。美しさと言う点では、確実に一歩、名車トライキャンパーに勝っている。
 ただしその分、価格も高価になっている。キャンピングカーとして、また家族の日常の愛車として長く使用していくのであれば、丁寧な美しい仕上げの外観や内装は素晴らしい利点である。一方、その点が納得できなければ、高価格はマイボックスの欠点となる。諸刃の剣だけど、誰もが買うような種類の車じゃないからね、僕は欠点だとは思わない。むしろ造り手の意気込みが感じられて、好印象を持っている。

ポップアップ前 ポップアップ前
    ↓
ポップアップ後 ポップアップ後

 ルーフをポップアップすると全長1,300mm×全幅620mmの開口部が展開し、吹き抜けのような開放感を味わえる。実演で見せてもらったが、ルーフはガスダンパーで軽々と簡単に上がった。ルーフベッド部は、全長1,600mm~1,850mm×全幅1,000mmのベッドスペースができて、大人2人がゆったりと横になることができる!ルーフの高さが十分にあるし、左右に大きな虫除けネットも備え、狭苦しさや暑苦しさをあまり感じずに済むだろう。
 もちろんフロアには、全長1,800mm×全幅1,000mmの十分なベッドが展開でき、大人二人が横になれる。つまり、わが家のような大人2人+子供2人のような4人家族でも、十分に休める空間がこのマイボックス・ポップアップにはあるのだ。

室内を下から見上げる 室内を下から見上げたところ

 マイボックスにはいくつかのタイプがあって標準的な装備はそれぞれ異なるが、ミディアムボックス以上のタイプを選べば、キッチン、カセットコンロ、走行充電システム、サブバッテリー、DC12Vと100Vコンセントなどは標準装備となる。
 コンパクトなキッチンは、後部に上手くまとめられている。タンクの給排水容量は、それぞれ10リッターと標準的な容量である。キッチン内に、タンク、カセットコンロ等を収納する。
 収納スペースは各所に設けられ、空いているスペースは一切無駄にしないと言う意気込みが伝わってくる。家具の作り込みはも、このサイズでは完璧に近いかもしれない。木目を使った豪華な演出等はないが、家具と室内のトーンが統一されているのが良い。フロント、サイド、リヤの各上部に扉付きの収納庫を備える徹底した空間利用は、収納スペースの限られた軽キャンパーにとっては好ましい。

キッチン&シンク キッチン&シンク

 ダイネットは、セカンドシートを畳んでフラットにして、和室のようにちゃぶ台を置いて使う形式。ただしアレンジの仕方で、セカンドシートをスナックテーブルとする事が可能(※余談だが、僕の中では靴を履いたままシートに座って食事できないのが、ちょっとマイナスポイント…まあ、このサイズで僕の要求要件をすべて満足を満たす事は不可能かなぁ…トライキャンパーとマイボックスの良い所取りができないものだろうか?)
 オプションのマルチボードを買えば、キッチン天板をベースに橋渡しして、後部にテーブルを展開できる。これは料理をする時や就寝時の荷物置き場に重宝すると思う。軽キャンパーはサイズが限られているので、終身時の家族4人分の荷物を置く場所もきちんと考えないといけない。運転席や助手席、そしてマルチボード上に分割して置くのが良いだろう。マルチボードは、使わない時はベッドマット下に収納できる。
 プライバシーカーテンやシューズポケットをはじめ他にもオプションは色々あるので、自分の必要に応じて購入~。

広い室内とテーブル 広い室内とテーブル

 マイボックス・ポップアップのベース車両は、ホンダのバモス・ホビオ。この車はエンジンをミッドシップに積み、安定した走りができる。前席シート下にエンジンを積んでいないので、静粛性は高いし、運転席と助手席の自由度も高い。付け加えて4速ATやターボ車が選べるのも、ライバル達に対しての利点。ベース車両のバモス・ホビオ自体がたいへん遊び心に溢れた車で、夫婦二人の家族だったら何の架装も施さずにキャンピング用品を満載し、この車だけでキャンプに行けてしまう。セカンドシートを床下に収納すれば、もうそれだけでフルフラットになってしまい、そこにマットを敷けばもう立派な軽キャンパー!

ホンダ・バモス←ベース車両のホンダ・バモス(※写真はターボ車)

 丁寧に仕上げた"美しさ"とこだわりの"工夫満載"のマイボックス・ポップアップ。これ、本当に良いなぁ~。

人生が変わるキャンピングカー生活大全

新品価格
¥1,944から
(2014/11/10 09:18時点)

アウトドアーズマンのための車中泊カスタムBOOK (エイムック 2272)

新品価格
¥1,404から
(2014/11/10 09:20時点)

キャンピングカーオールアルバム 2014-15 (ヤエスメディアムック439)

新品価格
¥2,268から
(2014/11/10 09:20時点)

キャンピングカーパーツカタログ 2014 (ヤエスメディアムック 428)

新品価格
¥1,620から
(2014/11/10 09:19時点)


2011年7月某日:地元市内にて実走行しているマイボックスを見ました(しかも一週間に2回も)。感動!
マイボックス