JOLLYBOYのキャンピングカー・プロジェクト
入口 >トップメニュー >キャンピングカー >現ページ

<実車を見る編>


1.K-ai (AZ-MAX製)     (2009年 6月 7日記載)

 ずっと、どんなキャンピングカーが欲しいか、脳内で思考実験ならぬ思考設計を繰り返し、CGで種々検討してきた。そして、いよいよ実車を見て回る段階に突入した。実は、キャンピングー・ビルダー巡りは、2007年から始めている。
 最初に訪れたのが、地元市内(※草加市)のビークル社。インテリア家具も一点一点丁寧な手作りで質感も高く、素晴らしい出来のキャンピングカー達に乗ってきた。ただ、ベース車両がハイエースやキャラバンなので、自宅の駐車場にはまったく収まらない大きなサイズで食指が動かず…。
 次に訪れたのが、隣町(※越谷市)のAZ-MAX(オートショップ・アズマ)。ここは、ハイエースベースのバンコンやライトエースベースのキャブコン等のキャンピングカーから、軽ベースのキャンパー"ラグーン"(※ただし軽登録ではない)等まで幅広く取り扱っている。
 そのようなラインナップの中で僕が目指したのは、2007年2月に登場した軽ベースの"K-ai"と言うキャブコンタイプのキャンピングカー。2008年の春にカタログをもらいに行き、しばしカタログを眺める日々を送っていた。その後、同年夏に再び訪問し、今度はK-aiの実車に乗せていただいた。
 そしてもう一度、K―aiに触れる機会が訪れた。今年2009年の2月に幕張メッセで行なわれたキャンピング&RVショー2009に行って、繁々と眺めてきた。

K-aiをポップアップ K-aiをポップアップしたところ(幕張メッセにて)

 K-aiはマツダ・スクラムないしスズキ・キャリーをベースとし、しかも軽自動車枠内にしっかり収まっているので税金面でメリットがある。個人的には、わが家の狭い駐車場にも収まるサイズでグッド
 わが家のような"大人二人+子供二人"と言う構成の家族にとって、家族4人が就寝できる事もK-aiの大きなメリット。と言うか、"4人就寝"は必須項目。それを可能にしたのが、エレベータールーフと呼ばれるポップアップルーフ(※上記の写真)。平行にポップアップすることで、車内のどこにいても天井の高さが同じこと。

 K-ai K-aiを後方から見たところ(越谷にて)

 さて、実際にK-aiに乗り込んでみた。外観から感じた以上に室内が広く感じる。室内高が、170cmあるのでとても居住性が良いのだ。これが軽自動車枠に収まっている事が、逆に驚きである。さてダイネットは、セカンドシートが反転でき、テーブルを挟んで家族4人が対面して着座できる(※下記写真)。軽自動車枠キャンピングカーでは、意外と4人シート対座方式ダイネットが少ないので、これはセールスポイントだと思う。もちろん、ミニキッチンカウンターには、折りたたみテーブルそしてカセットコンロやシンクも備えている。水の給排水量は、各10リッターずつ。またシューズボックスや上部収納も備え、それらのムク材を使った家具は造形美を意識し質感も高い(僕はこのシックな感じが好きだ)。最後部席は、座面を外して収納庫として利用できる。
 また室内照明を装備していて、夜間は重宝する。ボディ・シェルには断熱材が入っていて、ガラスもペアガラス付きのため、寒暖差や急激な温度差が少ない。加えて網戸も付いていて、夏期の使用には助かるはずだ。

K-aiの室内 K-aiの室内

 次に、キャンピングカーのメインイベントであるベッドの展開(笑)。まずシートを展開すると、フラットな"900×1,950mm"と言う大きなベッドが出来上がる。次にルーフベッド用のマットを展開していくと、ルーフに最大"1,060×1,880mm"の大きなベッドが完成。ルーフがフラットなので、前後どちらを頭にしても良い。

K-aiのシンク&キッチン K-aiのシンク&キッチン

 標準装備となる設備は、上記のほかに、AC外部入力電源、サブバッテリー走行充電システム、カーテン一式、強化スプリングなど(※FFヒーター、電動ステップ、フロント強化スプリングなどはオプション設定)。これだけ機能と設備満載で、価格は約232万円から。マニュアルとAT、2WDと4WDの組み合わせで価格が変わる。コストパフォーマンスは、それなりに高い方だと思う。この記事を書いていたら、また欲しくなってしまった(笑)。

 ただし、不満も無いわけではない。それはベース車両に起因する事柄。ベース車両が、軽トラのマツダ・スクラムとスズキ・キャリーなので、エンジンパワーが48psでATが3速なこと。わが家のミフィールによって"3速AT&非力なエンジン"の難点を日々痛感しているので、家族4人が荷物を満載してキャンプに出かけるとなると、やっぱりターボ車&4速ATの設定は欲しいところである。

 以上、K-aiの試乗体験(…走行はしていないけどね)の報告と感想でした。乗ってみたいKベースキャンピングカーは、他にもホワイトハウスの"マイボックス"とか、キャンピングカー広島の"ピクニック"とか、フィールドライフの"トライキャンパー"など、色々あるので、また引き続き感想を書いていきたい。


人生が変わるキャンピングカー生活大全

新品価格
¥1,944から
(2014/11/10 09:18時点)

アウトドアーズマンのための車中泊カスタムBOOK (エイムック 2272)

新品価格
¥1,404から
(2014/11/10 09:20時点)

キャンピングカーオールアルバム 2014-15 (ヤエスメディアムック439)

新品価格
¥2,268から
(2014/11/10 09:20時点)

キャンピングカーパーツカタログ 2014 (ヤエスメディアムック 428)

新品価格
¥1,620から
(2014/11/10 09:19時点)