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1.コンセプトを詰める
さて、昨年(※2006年)、キャンピングカーの事が、妙に頭から離れなくなってしまった。もともと車好きで、アウトドア好きではあるのだが、キャンピングカーに乗ってみたいと言う考えはなかった。しかし、550台ものキャンピングカーを収録した"キャンピングカーアルバム2006"を読んでから、無性にキャンピングカーに乗りたくなってしまった。
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キャンピングカーの平面図は、マンション広告の部屋の間取り図のように面白い。車も好き、部屋の間取り図も大好き、アウトドアも大好き、そんな3つの思いが、キャンピングカーには凝縮されている。しかし、キャンピングカーはとても高価だ。真っ当な装備のキャンピングカーは、安くても400万円はする。そして充実したタイプは、軽く1,000万円を超える。すでに、複数台の車を所有している手前、これ以上車での贅沢は許されないし、何よりお金が無い。
だったら、自作してしまったらどうだろう。中古の安いバンを買って、自分で内装を仕上げる。そうすれば200万円以内、うまくいけば100万円で作れるのではないか?何も知らない素人の強み、そんな事を考えてしまうのであった。
さて、本当に自作キャンピングカーが作れるかどうかはともかく、計画からスタートすることにした。まずは、僕がどんなキャンピングカーが欲しいのか、そのコンセプトから固めることにしてみた。
・どのように使うのか…わが家族、私と妻と二人の子供の計4人が将来、スキー、キャンプ、BBQなどアウトドア・ライフを楽しむために使う。オートキャンプを楽しめるように。家族4人が眠れるスペースを有する。妻や小さな子供が乗るので、移動中の渋滞を考慮し、トイレ(マルチルーム)は必須。常にキャンプ場を使用する訳ではないから、室内での飲食を前提に、シンク、冷蔵庫、コンロ装備のキッチンも欲しい。
・どのような車両をベースとするか…安く買える中古バンをベースとしたい。ただし、自宅の駐車場が4mちょっとの車両しか止められないため、5m超のロングタイプはもちろんのこと、ハイエースやキャラバンのような4m後半台のバンも無理。駐車場の屋根の高さも限られているので、車高は2m以内。お金が無いから自作しようと言うのに、キャンピングカーのために駐車場を借りるのは本末転倒。このような条件から、ベースとなるバンは、マツダのボンゴクラス(※OEM供給車の日産バネットや三菱デリカバンも同)の車両か軽ワゴン車両と仮定。つまり、小型バンコン(※バン・コンバージョン)のキャンピングカーとする。
以上のようなコンセプトを元に、次回から具体的に、レイアウトやデザイン等を検討していきたい。
(2007年1月14日記載)