Jollyboyの聖書のお話
(JOLLYBOYの信仰告白)

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ペンテコステと聖霊降臨について

 「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、”霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」(使徒言行録2章1節)

ハト

 クリスマスやイースターという言葉は耳にしても、「ペンテコステ」という言葉には馴染みがないかもしれません。「ペンテコステ」って、何でしょう?「ペンタゴン」に、「ペンタプリズム」そして、「ペンタックス」。何れも、5角形や5に由来する物です。「ペンタ」というのは、「5」に関係する意味のようです。そう「ペンテコステ」はギリシャ語で「五十」の意味で、転じて「五旬祭」という意味で使われています。もう少し砕くと、「五十日目のお祭り」という意味です。何から五十日目かというと、「過ぎ越しの祭り」から五十日目(七週過ぎた日)です。「過ぎ越しの祭り」とは、イスラエルの民が神によってエジプトから救い出されたことを祝う祭りで、エジプト人の長子と家畜の初子を滅ぼした神の使いが、犠牲の子羊の血を塗ったイスラエル人の家を「過ぎ越し」たことに基づく名称です。その七週後の「五旬節の祭り」は、穀物の収穫と神から律法を授けられたことを感謝する祭りでした。

 さて、イエスはこの世を去られる前に、「わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。」と弟子達に言われました。そして、五旬祭の日に約束通り「聖霊」が初代教会の信徒の上に下ったのです。イスラエルの民が、エジプトの過ぎ越しから五十日目にシナイ山で十戒を与えられたように、初代教会も、罪からの救いのために「イエス・キリスト」が犠牲の子羊となって十字架にかかり、その五十日後に聖霊が与えられたのです。現代のキリスト教会は、この「聖霊の降臨」のことを記念してこの日を「ペンテコステ」と呼んでいるのです。

(1998年 5月26日記載)


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