アート 麦倉忠彦氏作品鑑賞ライド/草加市内
(2016年11月15日訪問/11月15日記載)
入口 >トップメニュー >美術とCG >現ページ

 2008年秋に「毎年せっかく色んな美術館に行っているのだから、記録でもしておこうかな」とふと思い、軽い気持ちで始めた"美術館&ギャラリー探訪"も、早いもので今回で150回目。「記念すべき150回目は単なる美術展観覧ではなくて、記憶に残るものにしたいなぁ~」と考えておりました。そんな時に手に取った草加のタウン誌「草生人:2016年初秋号」の特集が、「草加とアート」ではありませんか!
 近所の人形師の野崎氏や、松尾芭蕉像で有名な麦倉氏は存じ上げておりましたが、他にもそうそうたるアーティストがいらっしゃる!「そうだ!150回記念は、草加のアートを見よう!」と思い立ちました。でも「さすがに一日で全部は無理!」なので、今回はテーマを「麦倉忠彦さん」の作品に絞り、ランチタイムに「草生人」を片手に鑑賞サイクリングに出発!

 効率を考えて、草加の南側から北側に見ることにしました。まずは、谷塚の体育館(スポーツ健康都市記念体育館)のエントランスにある
"松蔭の流れ"。壁一面を飾る大作で、綾瀬川と松、そして川面に映る松を現した作品だと思います。これが、この鑑賞ライドの最後に取り上げる"あやせの守"へと続く…(^^)。



続いて高砂小学校に移動し、
"クローバー"を観ました。少女が、手にクローバーを持ち、のびやかに高々と掲げています。希望を現しているのでしょうか?



稲荷コミュニティーセンターでは、
"緑の芽"を、草加商工会議所では"双葉"を観ました。どちらもこれから成長していく息吹を感じますし、上記の"クローバー"とも通ずるテーマ性を感じます。

 

草加駅前では、
"おせんさん""アコちゃん"が東口の北側と南側にそれぞれ座っています。おせんさんは、松並木の芭蕉像と並んで、草加市民が慣れ親しんでいる像ではないでしょうか?おせんさんは江戸時代の出で立ちではなく、現代風の装いです。アコちゃんは、おせんさんが焼いたお煎餅を食べているのかな?
ちなみに、駅の改札前にある
"あしたを聴く"は駅の工事でちょうど見られませんでした。いつも見ていたのに、一枚ぐらい撮影しておけば良かったです(笑)。工事が終わったら撮影して、追記でUPします。

 

さて、もうすこし北に移動して、今度は松並木!ご存知、
"松尾芭蕉像"!そしてちょいと離れたおせん公園には"河合曾良像"!元気な"お爺ちゃん芭蕉"を追いかける"お付きの曾良像"な感じがとても良いです。ちなみにうちの親父は、芭蕉オタクなので、お袋とともに芭蕉像制作に資金参加して、芭蕉像前の建立協賛者名石碑に名前が刻まれています。
この芭蕉像の前を、散歩で毎日のように通っていますので、せっかくなので様々なシーズンの芭蕉像をUPしておきます(笑)。

 



 

もうちょっと北に移動して、草加市文化会館。ここの2階ロビーには、
"芽下美人"があります。ここでも、希望や未来と言った共通のテーマ性が感じられる気がしました。そして、松原団地駅西口に移動して、中央図書館入口の"日だまり"。子どもが、日の下で熱心に読書をしているのかな?まさしく図書館に相応しい像です。

 

そして、今回の"鑑賞ライド"最後の作品は、綾瀬川沿いの金明通りにある
"あやせの守"。実は、下の写真は今回撮影したものではなくて、今年の4月23日に越谷の健康福祉村往復34kmランニングの途中、たまたま見かけて、「面白い作品だな~」と思って撮影したものです。当時は。これが麦倉氏の作品だとは知りませんでした。麦倉氏の作品は、市内にこんなにたくさんあったのですね。



そうこうして2時間弱の22.7kmの"麦倉忠彦氏作品鑑賞ライド"は終わりました。また、いつか別のテーマを設けて草加市内のアート巡りをしたいと思います。




2017年1月4日追記:昨年末に草加駅の改装工事が終わり、麦倉さんの「明日を聴く」がコンコースに戻ってきましたので、撮影しました(^^)。