アート銀座の画廊巡りその2(後半)
 /アートデータバンク、ART FOR THOUGHT、GALLERY ART POINT、ユニバラパス

(2011年 7月16日訪問/ 8月21日記載)
入口 >トップメニュー >美術とCG >現ページ

 さて、銀座の画廊巡りのその2(後半戦)です。巡った順番に書かせていただきます。

銀座の画廊巡り-街づくりと美術教育

新品価格
¥2,592から
(2014/11/10 06:31時点)

 

銀座の画廊経営

新品価格
¥1,620から
(2014/11/10 06:32時点)


 銀座7丁目にある光画廊と花田美術画廊は作品入り替えなどの事情で、また石川画廊は休業日で、画廊内部や展示は拝見できませんでした。

光画廊 花田美術画廊 石川画廊
左より光画廊、花田美術画廊、石川画廊

 次にお伺いしたのは、同じく銀座7丁目のアートデータバンク。この日は"小野塚祐八"さんと言う方の"トトトトト牛乳を注ぐ音展"と言う展示会をやっておりました。オリジナルな描写の人物たちの作品達で、特にタイトルの牛乳を注ぐ子供の絵は可愛いです。

アートデータバンク アートデータバンク

 その後は、銀座8丁目へ。"ART FOR THOUGHT"が一風変わったギャラリーで、なんとカフェ(夜間はバー)かつギャラリーなのです。ランチやディナーを楽しみながら作品を鑑賞できるのです。
 この日は、東京藝術大学大学院卒の若手女性作家4人のグループ展"GIRLS VISION"を開催していました。入口脇に展示してあった「『女の子』であること」は可愛くてインパクト大!「みんな仲良くしようね!(でも私が一番可愛いのよ!)」と言うような主張の作品。まるでイチゴを頭に載せたケーキの妖精です。台座もちゃんとケーキのような造形になっています。「有耶無耶」と言う作品は、今にもしゃべりだしそう!いや、絶対人間がいなくなった時間帯に、パーティーを開いているに違いない!不思議なキャラクターに見える「フタコロ」などの造形作品は、使えるようで使えない器(笑)。そこが味噌!そして、今回の展示で唯一立体物でない平面の作品は、「大切なものは目で見えない」などの作品群。確かにそうですね…でも、それを絵に著すのはとても難しいと思うけれど、しっかり作品にしている。とても楽しめた4人グループ展でした。

ART FOR THOUGHT ART FOR THOUGHT ケーキの妖精(?)

 同じく銀座8丁目の"GALLERY ART POINT"は、上記の"ART FOR THOUGHT"の真ん前にあります。この日の展示は、"VISIONs Ⅱ"と言う坂本智史さん、高橋聡さん、中島修一さん、中村弥さんの共同展示会。
 現代先進アート的な展示だったのですが、坂本さんの作品は3Dメガネをかけるとなんと立体的に見えるのです!初体験で、とっても不思議!絵そのものは左右の視野差を考えて描いている訳ではなく、メガネに仕掛けがあるようです。赤は手前に、黄色は奥に見える…そんな感じでした。

GALLERY ART POINT GALLERY ART POINT

 この画廊巡りで最後に訪問したのは、ギャラリー・ユニグラパス銀座館。訪問時は、翌週から開催される"沼田月光展"の準備中でした。草食系動物を、凸凹のある画面に独特な構図で描いている楽しい作品です。展示開始前に観る幸運な機会を与えられました。

ギャラリー・ユニグラバス銀座館 ギャラリー・ユニグラバス銀座館

 こうして、銀座5丁目から8丁目の画廊巡りは無事終わりました。銀座1丁目から4丁目の画廊は時間の都合上廻れませんでしたが、たいへん有意義な時間でした。