アート耳を澄まして/アンデルセン公園・こども美術館
(2011年 5月 4日訪問/ 5月15日記載)
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 2011年のゴールデンウィーク5月4日に、アンデルセン公園に家族で行きました。公園と言ってもアスレチックやボートまである公園で、汽車やポニーにも乗れるかなり充実した公園です。北口から園内に入ると、最初に岡本太郎さんの"平和の塔"が出迎えてくれます。

岡本太郎作"平和の塔"
 岡本太郎作"平和の塔"

 子供たちは僕とボートに乗ったり、またアスレチックで遊んだりとテンションが上がっていましたが、僕は園内にある"子ども美術館"に興味がありました。まず建物自体がとてもユニークで美しい建築で、入る前からワクワクさせられます。


子ども美術館 子ども美術館

 このゴールデンウィークは、"耳を澄まして-音の不思議-"と言うテーマの展示の最中で、金沢健一さんと言うアーティストの"音のかけら"と言う展示と、松本秋則さんと言うアーティストの"竹から生まれた風の音"と言う作品の展示がメインでした。うちの子供たちも、鉄板を叩いて音を出したり、竹が奏でる繊細な音に耳を傾けていました。目で見るだけでなく、触ったり、耳で聞いたりと、体で体感できるのはグッドです。
 展示は、他にも切り絵の展示など色々とありました。中でも僕の目を引いたのは、田中航さんと言うアーティストの作った"タイムマシン"と言うタイトルの鉄製のオブジェです。理屈抜きに子供心をくすぐられる作品です。

触れる展示 展示作品 切り絵 展示作品 タイムマシン

 この子ども美術館が素晴らしいのは、単なる展示に留まらないことです。いくつものアトリエ(ワークショップ)が併設されていて、子供たちが実際に紙や粘土を初め色んな材料で自ら作品を作ることができる点です。うちの子供たちは絵画教室に通っているので、色んな素材で作品を作る事に慣れていますが、一般的にはそうではありません。このアトリエは、子供たちに作品づくりを通してアートを身近に感じてもらえると言う点でとても良い場所と機会を与えています。企画展示用の箱(※建物の事)だけ立派で、中身が空っぽの貸画廊的な都会の美術館よりずっと良い美術館だと思います。