アート光風会展/国立新美術館
(2009年4月22日訪問/4月24日記載)
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 4月の良く晴れた日に国立新美術館に行き、第95回光風会展を観ました。日展画家にして先輩のNさんが出展していて、招待券をいただきました。ちなみに国立新美術館は、今回が初めてです。国立新美術館は、黒川紀章(/日本設計共同体)の設計による真新しいナショナル・アート・センター。

国立新美術館 国立新美術館

 光風会展は、過去何度か観覧させていただいています。光風会と言うのは、白馬会を起源に持つ1912年設立された歴史のある会で、今回がなんと95回目の展示会です!


第95回光風会展 第95回光風会展の入口

 光風会の設立趣意書にあるように、「隠れた無名の花を自由に紹介する」展覧会なので、展示された数百点もの絵画や工芸品は玉石混合。
 基本的に素人画家や日曜画家が出展者の大半を占めるので、自分の感じた気持ちに正直に率直に言えば、(アンリ・ルソー的な意味も含めて)「面白いなぁ~」、「良いなぁ~」と思えた絵は10点ほどでした(※毎回、そのくらいの数かなぁ~)。つまり"玉石"の"玉"の方は、圧倒的に少ない感じです。あっ、洋画を描かない僕が生意気言ってすみませんでも、虚飾的なお世辞は言いたくないんです…その方が作者に対して、もっと失礼な気がするので。招待してくださった先輩のNさんが実力のある日展画家で良かった…お世辞を言わなくて済むから(笑)。
 絵の良さって何だろう、って考える。根本的に"基本の画力"が無いと作品を見ていて辛いが、では写真のように上手に模写できればそれで良い絵になるかと言うと、決してそう言う訳でもない。構成力その他色んな物が必要。みんな悩みながら、美への挑戦を続けているのだろうな…。そんな事を考えさせられた展示会でした。