アート小津和紙博物館&ギャラリー/彦坂禮三和紙ちぎり絵展
(2008年9月8日訪問/11月2日記載)
入口 >トップメニュー >美術とCG >現ページ

 とある夏の日、事務所のコンピューターがすべてレンダリングで埋まってしまったため、その合い間を縫って、小津和紙博物館(史料館)に行きました。1653年に江戸で紙商を開業して以来、延々と続いている正に"和紙の350年の歴史"である。有形文化財として保存指定を受けている古文書等の資料を展示・公開しています…そう言う博物館だそうです。

小津和紙博物館(史料館)

 併設のギャラリーでは、この日、和紙のちぎり絵による作品群が展示されていました。
 このちぎり絵には、正直驚きました。ちぎり絵って、日頃あんまり見たことが無い。もちろん、街中でちぎり絵を見たことは何度もある…しかし、このギャラリーのちぎり絵は、それらとレベルがまったく違うのである!
 「えっ?ホントにちぎり絵なの?」と近寄って見ると、ホントにちぎり絵なのである!遠目で見ていると、油絵のようでもあるけれど、やっぱりちぎり絵!特に、印象派絵画を思わせるような光の捉え方の絵は、特に好きになりました。
 染色された和紙をちぎって、これほどのクオリティの絵が作れるのですね。

彦坂禮三先生ちぎり絵←僕が買ったハガキ10枚セットの中の一枚

 ちぎり絵を作られた(描かれたと言うべきか?)彦坂禮三先生とも少しお話しさせていただきました。彦坂先生の名刺には、現代手工芸作家協会の常任理事と記載されています。僕は、そっちの方面には詳しくないのですが、偉い方なのですね…僕、何か失礼な事言わなかったかな(笑)。

 日頃、デジタル作業ばかりしている僕ですが、日本の伝統"和紙"について感銘を受けたひと時でした。