トリックアート美術館
(2008年8月26日訪問/10月26日記載)
入口 >トップメニュー >美術とCG >現ページ
夏の鬼怒川家族旅行の2日目。子供も大いに楽しめそうと言う事で、トリックアート美術館に行きました。トリックアート美術館は、あちこちの観光地に作られて数を増やしていますが、実は昔、東京の篠崎にあるトリックアートの第一号館がオープンした頃に行った事があって、家族の中で僕だけ2回目のトリックアート美術館です。
世の中には、トリックアート美術館に批判的な人もいる事でしょう。そもそも本物の名画も彫刻も置いていませんから、「いくら偽物を見ても本物の良さなんて分からない」と言う人だっていても不思議ではありません。普段は、僕も"確実に"そう考えます。
でも、僕はあんまりそう言う事は、このトリックアート館に限っては考えていません。だって、本物の名画や彫刻なんて、海外に行かなきゃ見れないものがほとんどですから、子供がまず身近に自由に触れて楽しめると言うのは、なかなか意義のある事だと思います。
だって、絵に触れるのですよ?それに、自由に写真も撮れるのですよ?それだけでなく、絵の世界に自分も入って写真が取れるのです。そんなのは、普通の美術館では絶対にあり得ない事です。絵もただ見るだけではなくて、色んな視覚的仕掛けがあって子供達はそれを発見して、自由に楽しむ事ができます。わが家も、色んな面白い写真を撮って帰りました。
ミケランジェロのピエタ
特殊なペンキを使った名画達は、どちらかと言う壁画です。でも、カメラを通すと恐ろしいほどリアルになります。
例えば、上の画像は、僕の好きなミケランジェロのピエタですが、壁に描かれた絵なのに、写真だとちゃんと彫刻に見えます。これは、絵を描いた作者が、彫刻や絵画、光や空間の捕らえ方、ペンキの特性、こう言ったものをすべて深く理解し、また同時に高い技術と経験を有しているから可能なんですね。すごい職人兼アーティストだと思います。
以上、2回目のトリックアート美術館訪問記でした。