人間ヨブの苦悩と葛藤

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 朝4時半起床。「寒いなぁ~」と思ったら、気温9度らしい。ストーブをつける。
 僕の一日は、デボーションから始まる。聖書を読みそして祈ると言う、大事な神との対話時間。
 聖書は、旧約聖書の創世記から新約聖書のヨハネの黙示録まで全66巻。訳にもよるが、だいたい2,000ページ弱。聖書を初めから通して読むことを"通読"と言うのだけど、現在11回目の通読中~♪
 色んな翻訳の聖書があって、講談社の聖書、徳間書店の聖書、聖書刊行会の聖書など様々あって色々読んできたけれど、今読んでいるのは日本聖書協会の新共同訳聖書。

 今朝、ちょうどヨブ記を読み終えた。聖書は、書いた人や書かれた時代や記述方式はバラバラだが、内容は一貫している。聖書は、歴史書や物語もあれば、詩や箴言、黙示文学まで抱合している。今朝のヨブ記は、その中でも一風変わった記事である。一人のヨブと言う男を通して、色々なことを考えさせてくれる。
 SNSやHPには内面的な(プライベートな)悩みは、僕は極力書かないようにしているが、実は様々な問題が噴出していて、僕は今それらの問題や葛藤を抱えてどうしていいか分からないままに日々を送っている。映画のシーンのように、神が直接人に現れて応えて(答えて)くださることはない。遠藤周作の「沈黙」は正にそれを描いている。
 このヨブと言う男も、最悪の状況に陥った。ヨブは、周囲の人々には公正に接し、貧しい人には分け与える信仰深い男であった。そんな彼が、子供も財産もすべてを失い、自らも治る見込みもない大病にかかりあえいでいる。見舞いに来た友人たちは「お前が罪を犯したからそんな目にあっているのだろう」と責めるし、神は何も答えてくれないし、ヨブの苦悩は深い。
 人はヨブに共感するだろう。「なんで私にだけ、こんな事が?」「なぜ、神様は答えてくださらない?」実際に、人生はその連続のように感じられる。
 しかし、ついに神はヨブに応え、ヨブは自分の傲慢さを悟りへりくだる。そして、そのようなヨブを神は以前にもまして祝福された。

 僕は、聖書を通じて神の意思を知り、僕の内なる思いや感謝を祈りとして捧げる。ヨブの思いを神が聞かれていたように、その祈りは、しっかりと神に聞かれていると僕は信じているのだ。悩みは色々あるが(…もちろん僕自身は日々の生活で精一杯努力するが…)人生を神様に信頼し委ねている。

(2017年10月31日記載)


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